補助金はあくまで"補助"金だ
あちこちで話題になっている下記の記事。
出来る限り日本語でとブログでは書いているが、今後のことを考えて官公庁は和製英語を使わず、英訳を考えて書くべきだと感じた。
和製英語は一先ず置いておいて、補助金依存について、補助金はあくまで"補助"金であり、国の支援が見込みより低いとの批判があるが、私大はある程度こうした想定しておくべきであろう。
あくまで"補助"なのであって、補助金のほとんどは5割までである(一部全額補助もあったりするが)。だからこそ、自大学の今後の方針をしっかりと定め、そこにあっている補助金にのみ申請するという姿勢が大切だと思う。
私の所属している大学も補助金に飛びつく傾向があり、補助金の獲得金額、ランキングを非常に気にしている。そうしたことが逆に経営を圧迫していることもあることを肝に命じて置かなければならない。
記事にもあるように、補助金を獲得すると想定していなかった仕事もでてくる。選定後の報告書作成等はもちろんのこと、大きな補助金となると、一時的にそれを処理するための部署を作ることさえある。部署が増えれば人件費もかかる。
補助金によって経営が圧迫される。本末転倒ではないか。
こうしたことにならないよう、補助金の獲得金額、ランキング志向から脱却し、何が自大学にとって大切なのかという視点から、自大学の方針を定めることが大事なのではなかろうか。まずは自己を見つめて、一本の筋が通った芯がある人(大学)になることから。と自大学の執行部にも言いたい。