学生寮の必要性
各大学、寮を持っているところも多いと思う。私が所属する大学も持っている。
ある大学では、外国人留学生と学生を住まわせることで、国際化を図ろうなんて話も聞く。しかし、日本全体で賃貸が余っていると言われるなか、大学が寮を維持していく意味はあるのだろうか。
多くの大学寮は大学から近いという意味ではよいし、寮によっては食事も出て健康管理もでき、父母にとっても安心感がある。しかし近年は寮を希望する学生は少ない。
例えば、URなどと提携し、団地の一部を寮のようなかたちで借りるようにはできないかと思う。団地も入居者が減る傾向にあるが、夏祭りや餅つきなど、古き良き日本の文化が残っている。こうした文化を体験したいと思う外国人留学生は多いのではないかと思うのだ。留学生だけではなく、一般の学生にも貸し出しつつできればいい。
こういうのを思う中で、福井大学のたすかりすを思い出した。
ある一つの策だけでなく、様々な策を用意しつつ、それが組み合わさって良い方向にすすめばいいなと思う。複数の選択肢があることは学生にとってもよいだろう。
※ ただし、色々と手を出し過ぎないことは大事だ。
たすかりすのような場合、大学、そして大学周辺が一つの町であるかのように、一体的に発展していくといいなと思う。
もちろん、学生のトラブル(深夜にうるさい)、留学生のトラブル(ゴミ出しを守らない、騒ぐ)等々あろうが、それは郷に入っては郷に従えで、互いに譲れるところは譲りつつ。
最近高齢者からの苦情が多いというが、高齢者は「いつか来た道」若い人たちは「いつか行く道」と思えないかな。(子ども時代は誰しも通った道で、高齢者になるのはみんないつか行く道でという意味)