学費の負担
以前にも書いたかもしれないが、検索しても見当たらなかったので記載。
日本では学費負担者が父母であることが多いが、海外においては学費負担者が本人であることが多い。ここで大きな違いが出る。
それは、学費負担者(仮に父母とする)が相応の権利を主張することにある。これは当然といえば当然であるのだが、大学側は学生側だけでなく父母も考慮して動かなくてはならない。そうなると、そこに対する費用(機会費用)や一種の利益相反(出欠を学費負担者に知らせる)なんかが出てくる。
大学とは学生のためにあるものだと私は思っている。しかし、現状大学は、学生と父母の両方あるいはそれに加えて社会の三者を向いた政策を行っている。父母を無視しろとまでは言わないが、学生本位の教育になるようになってほしい。
給付型奨学金の創設や学費の無料化などが議論されているが、実現すれば学生本位の、学生だけを考えた教育ができるのだろうか。そんな淡い期待を抱く。