日々綴(とある私立大学職員)

思うことを書いていこうと思います。主として大学関連の話題。ただし、それ以外も(とある私立大学職員)

学生のせいにしてないか。

 何かあった時に学生のせいにしてないか。

 

 本当に学生が悪い場合ももちろんあるのだが、原因を深く考えていくと違うところに理由があったりする。わからないのは学生のせい、こちらはやることはやっている。そうやって自分を守っていないだろうか。また、仕事が増えるという理由で学生のせいにしていないだろうか。

 具体事例は記載できないが、自分も学生のせいにしてしまうことがある。仕事が増えるようなことであったり、上を納得させなければならないこと、他の部署との関係で上手く動きづらいこと etc... このあたり反省する必要があるなと思う。

 言い訳だが、自分に権限(裁量権)がない、上を通さなければ自由に動けないという今の部署(前の部署は違った)の特性もある。このあたり何とかして変えたい。

 

 教員には失礼だが、教員もその傾向があると私は思っている。理解できないのは学生が悪い。自分の授業のやり方に問題はない。

 これも出席をほとんどしていなかった等、学生が悪い場合もある。しかし、本当にそうだろうかと疑ってかかる必要があるのではないか。

 

 私が懇意にしている先生方のほとんどは違うが、ごくごく稀に、教員は何でもできる"スーパーマン"(またスーパーを使ってしまった・・・)と思っている人がいる。その人にとってみれば、教員はある種の全知全能の神で、間違うことなどありえない、すべてが完璧にできると思っている。

 そういう人はひとまず特殊事例として置いておくが、残念ながら教え方を研究している教育学者等は別として、教員は研究のプロであるが教育のプロではない。研究の仕方は学ぶが教育の仕方はあまり学んでこないのだ。もちろん違う場合もあるし、教わり、教えるうちに教え方を学んでいく教員もいる。しかし、そうではない教員も結構な数いるというのが私の印象だ。

 

 職員を棚にあげておいてなんだが、教員は研究者である。だからこそ、研究のときのように手を変え品を変え、原因を究明するという姿勢でいけば、教育の仕方も変えていけるのではないかと思う。特に自分の授業であればしがらみもないのだから。

 

 と述べつつも、人のこと言う前に自分がやらなきゃなと思う。権限ほしい(笑)