足るを知ること
足るを知ること、今あるもので満足をすることは大事なことだと思う。
しかし、未来が見えない場合はその不安を解消するために、今よりも多くのものを求めたりするものだ。例えば給与である。
自分や家族が病気になったり、予期せぬ退職をしたりすることを考えると、一定程度の貯蓄が必要だ。それによって安心感が得られる。
日々穏やかに暮らしていくのとともに、何かあった時の備えはいる。特に難病にかかって手術に多額の費用がかかるようなニュースなどを見ると、何かあった時に備えねば、自分の家族にはできる限りのことができるだけの備えを、なんて思ったりもする。しかし、そういう世の中は不健全であって、一定程度の割合で病気になったり、不幸が訪れるのだから、普通に暮らしている人がそんな不安感におぼれることのないような世の中であるべきだと思う。
難病にかかっても、家族が募金活動をしないと助けられないような状況ではなく、も国が助けるような。
その人のせいであるものはともかく、そうじゃない場合はみんなで助ける。そういう制度こそが必要で、そういう制度こそが社会に安定をもたらすのではないかと思う。ドナーが日本にいないことなどももちろん問題であるが。
社会保障制度等について思うこと。