日々綴(とある私立大学職員)

思うことを書いていこうと思います。主として大学関連の話題。ただし、それ以外も(とある私立大学職員)

卒業式等での国歌斉唱について

 馳大臣が、国立大学で国歌斉唱をしないことに対し以下の批判をした。

www.asahi.com

 この中で、国費が投入されているからという理由が述べられているが、私大も補助金というかたちで国費は投入されている。であるならば、私大においても国歌斉唱をせよという考えなのだろうか。

 

  どこかで見たどなたかの考えだったと思うが(思い出せない)、愛国心というのはわざわざ語るものではなく、強制されるものでもない。私はこの考えに共感しており、このように言及すべきではないと思っている。また、グローバル化が進んでいる現在、これらに不快感を覚える学生もいることであろう。特に日本は、中国や韓国など、歴史的見解の違う国からの留学生も多い。こうした背景にも留意する必要がある。

 

 この件については、何人かの方がTwitterで発言しており、私が共感を覚えたものを引用させていただきたい。全てが大阪市立大の増田准教授が呟いたりリツイートしたものであるが。

 

 さて、私の考えだが、岐阜大学も言及しなければいいのではないかとも思う。

 

 日本には、言葉にしない厳かさ、慎み深さというものがある。わざわざ言葉にしたりする必要はないでしょう。いつも慮ってますから、わざわざやりません。というような態度では駄目なのだろうか(表面上は)。もちろん、グローバル化という上記の理由から、無用な争いは避けたい旨添えて。

 

 今回大学の自治にはあえて触れなかったが、自治とは別にして強制されるものではないと私は思う。

 大学の自治も補助金や運営費交付金というものを盾に崩れてきつつあるが。