職員の学び、大学淘汰の時代が始まる中で
2018年問題と言われる18歳人口の再度の減少期で、いくつもの大学が経営難になり、統廃合が進んでいくと言われている。実際に、学校法人の統合のニュースが、これまで以上に見られるようになった。
自分のところは潰れない。そう思っている大学職員もいるかもしれない。しかし、仮に潰れないとしても、潰れる大学(といっては失礼だが)にも優秀な職員はいるわけで、そうした職員が自大学に移って来る可能性もある。
大学の差とは、教育力はもちろんだが、職員力の差でもある(もちろん、地域性や歴史等、その他特性もあるが)。そのため、大学の執行部は優秀な人材を欲している。つまり、他大学の優秀な職員とのポスト争いが起きる可能性もあるのだ。
もちろん潰れる大学からだけでなく、所属大学に不満を持って転職をしてくる職員等もいるだろう。
学ばない職員も大学と同様に淘汰されていくかもしれない。
日本は一度正社員になると辞めさせにくいと言われる国である。そのため、そこまでにはならないかもしれないが、少なくともこれまでのような年功序列で安泰というわけにはいかなくなるだろう。そうした他発的要因(こういう言葉はありません)で学ぶのはいかがなものかと思うし、続かないとも思うが、学ぶきっかけの一つになり、そこから学ぶ職員が増えてくればと思う。
これからは、大学職員も自分の実力で評価されるような時代となってくる。果たしてその時、自分は生き残れるだろうか。そうした危機感を持ちつつ、また学生と同様に学ぶことを楽しみつつ仕事に臨みたい。
学んでいく楽しさと同時に、学ぶことで自分の知らないことの広さが分かり、その広さに苦しさを覚えることもあるが。