日々綴(とある私立大学職員)

思うことを書いていこうと思います。主として大学関連の話題。ただし、それ以外も(とある私立大学職員)

若手・中堅職員ができること

 私は大学職員として入職し、現在10年未満といったところ。ちょうど若手から中堅と言われる世代である。

 

 大学は、保守的である。他大学の職員の方の話を聞いても、前例踏襲主義、変化を嫌う等、同じような認識であることから、私の勝手な認識、私の所属する大学だけではないのであろう。

 

 変わらないからこそ楽であり、前の通りやっていればいいんだという職員もいる。しかし、世の中が変わる中で大学だけが変わらないでいいのか。変わらないということは、停滞、衰退を意味する。そうした大学に未来はない。

 

 そうした中で、若手・中堅職員ができることは、現場の声を挙げることだ。特に学生からの声を代弁できるのは、現場にいる職員だからこそできることである。「これを言うと角が立つから」や「手間が増えるから」といって変化を嫌う職員もいるが、何が一番大切なのか、誰のために働いているのかを忘れているのではないか。仕事をしている以上は、お互いに耳の痛いことも言わなければならない。それが学生のため、将来の大学のため、自分の後に続く後輩職員のためでもある。職員としてのプロ意識を持つこと、プライドを持って仕事をすることこそが大事なのではないか。そうすると、他からの目も変わってくる。

 

 それでも、残念ながら変わらないことはままある。そうしたときにどうするか。諦めるのか、温めておいて別の機会に提案するのか、より案を発展させるのか、違うアプロ―チを考えるのか(例えば教員サイドから提案してもらうなど)。ここでどういった方向に自分をもっていくかが自分の将来を決める。

 

 恐らく現在いる先輩の職員の方々も、若手の頃は理想や理念を持って仕事に取り組んできたはずである。にもかかわらず、前例踏襲主義等が続いているのだとしたら、恐らく諦めたのであろう。

 

 では、どうするか。答えは自分の中にあるはずである。