日々綴(とある私立大学職員)

思うことを書いていこうと思います。主として大学関連の話題。ただし、それ以外も(とある私立大学職員)

事務局長になりたいか?

 昔、やりたいことをやりたければ偉くなれ。と、とあるお偉方に言われたことがある。

 

 今年の行政管理学会の総会で、ある大学職員の方に「事務局長になりたいか?」と聞かれた際にそのことを思い出した。その時は答えに詰まったが、今聞かれたのなら、「やりたいことがやれるのであれば、なりたい」と答えるだろう。実際にやりたいことは山ほどある。

 

 一方で、冒頭で紹介したお偉方も、昔はやりたいことがある若者で、同じようなことを当時の上司などに言われたのだろう。その時は、私と同じように反発を覚えたと思うが、実際に上の立場になると同じ事を言うのかとも思う。つまり、そうしたある種の下への締め付けというか、嫌がらせというか、そうしたものの"再生産"をしてしまっているのだ。

 きっと若かった頃は、自分が上に上がった時は、今の上司とは違って、若手の意見を取り入れる!という意思を持っていたはずだが(そう信じたい)、段々と年を取るごとに、役職が上がっていくごとに、そうした意識が揺らいでいくのだろう。

 

 これは、組織としての問題なのか、あるいは個人としての問題なのか。

 

 残念ながら、なんとなくではあるが、組織の問題のような気がする。そうであるのなら、私はそうはなりたくない。いっそのこと別の大学に移るか、一歩引いてそれらに汚染されないようにしたい。

 

 最近、ある役職の方に、色んなところで主張したり、意見を述べたりするのはいいが、相手を見つつ、あまり揉めないようにすることも大事だと言われた。その方が言うには、自分が干されもいいが、それで困る人がいるということを忘れないようにということだった。私なんかは生意気なので、そんな干すような、人を見る目がないような組織あれば出ますと答えたが、今の所属を考えると、今が干されている状況とも見えなくもない気が。

 職員の流動化が進む中で、そんなことを考える。