日々綴(とある私立大学職員)

思うことを書いていこうと思います。主として大学関連の話題。ただし、それ以外も(とある私立大学職員)

私論

大学職員は高給取りなのか

大学職員の仕事は楽で高給取りだという噂を聞く。果たして本当にそうなのだろうか。また、仮に高給取りだったとして、上を叩き、下に合わせることで、より社会の豊かさが低くなるのではないかという疑問が正直ある。生活保護叩きについてもそうだろう。生活…

自らが目指したい管理職とは

まだ管理職にはなっていない(なれていない)が、これまで意外と多くの管理職の下で働いてきたので、その体験をもとに書きたい。 今年異動になり、また新しい部署で新しい管理職と対面することになった。それなりの期間大学職員として勤めているので、新しい…

諦め

年をとったせいか、諦めてしまうことが増えた気がする。 いいことなのか、悪いことなのかはわからない。 具体的には、自分とは合わないな、あるいは議論しても変わらないなと思ってしまった人には思ったことを言わなくなった。もっと若いころ、入職してすぐ…

情報共有

色んな研究会や勉強会に参加して学ぶことがあり、そうした情報を共有させていただくことがある。特に興味を持った分野で関連する研究をしている方には。(一方的に送りつけていることもありますので、迷惑に思われてるやもしれませんm(_ _)m) 残念ながら自…

東日本大震災から7年

今週末で東日本大震災から7年。被災した大学職員の方に話を伺う機会があった。たまたまあるイベントでご一緒して、期せずして二人での飲みになった際に伺った話。途中、書いたことがある内容もあると思うが、ご容赦ください。 当時の被災の状況、数日間寝な…

言葉にすること

自分は”言葉にすること”が得意ではない。 ”なんとなく”や”ニュアンス”で伝えてしまうことがたくさんある。 恐らく語彙力の問題だろうと思う。 昔からあまり本を読む家庭ではなかった。また、家では毎日テレビがついていて、流れているのはバラエティでニュー…

「ありがとう」と言うこと

ある方のTwitterで、店員さんに「ありがとう」というのはおかしいのではないかと友人に言われたとの声があった。自分自身、誰にでも「ありがとう」と言うので、全くおかしいとは思わなかった。 話は変わり、今日、車の車検からの半年点検があった。自宅にま…

多様性について

多様性について、考える機会があった。 多様性と言われると、多様性があった方がいい。多様性は認めるべきだという意見をよく聞く。果たしてそうなんだろうか。 私自身、このブログでも書いているように、所属の意向と自分のやりたいことや意見が合わない部…

一定量のインプットは必要

最近とあることがきっかけで論文やら文献やらを読んでいる。 そうしたインプットをしていると自然とアイデアが出てくる。 アイデアは複数のものの組み合わせであったり、既存のものの適用の仕方を変えたりしたものだったりなので、インプットしていると湧い…

人からの評価

同じような記事を書いた記憶があるが、つい最近、同じような言葉を違う人二人からかけられたこともあり、書くことにした。私にその言葉をかけたお二人がこの記事を読むと、私が誰だかわかるかもしれないが、気付いたとしてもきっと黙ってくれるだろうとの期…

適材適所

とある大学の職員の方の話。 大学では大きな災害(豪雨災害や地震等)が起きたとき、その地域に住む学生に奨学金を援助したり、緊急の貸与を行ったり、学費の減免を行ったりする。 学費に関する奨学金などでは、形式上、学生に一時的に金銭を渡し、それをま…

苦言を呈してくれる人の重要性

組織にとってちゃんと苦言を呈してくれる人というのは本当に大事だと思う。 主に雰囲気を壊すだったり、関係性を悪くしたりしたくないからという理由であえて苦言を言わない人というのはいるが、それでは組織が方向性を誤ってしまったり、組織自体の存続が怪…

大学生は大人なのか。

大学生とは大人なのか。この議論は18歳に投票権が与えられた時によく議論されていたと記憶している。 大学内においては、大学生を大人として扱うという名目で、自ら情報を取るよう指導したり、手続きの締め切り等の厳守、窓口での態度の注意、規範を持った行…

女性のキャリアについて

女性のキャリアについて、以下のブログでも記載されているが、私なりに思うことを記載したい。 photon28.hatenadiary.jp 女性のキャリアの中断と言うと、産休育休によるものである。私が男で、且つ不勉強だからこれ以外思いつかないのかもしれないが、これ以…

女性活躍、留学援助、障害者支援・・・様々な支援について思うこと

女性活躍、留学援助、障害者支援、生活保護・・・様々な支援について違和感を感じることがあった。その違和感について考えてみると、自分なりに考えが整理できた。あくまでも自分なりの考えをまとめたものである。(障害については、障がいという書き方もあ…

久々にコラムを読んで心動かされた

斉藤ウィリアム浩幸氏のコラムを久々に読んでみた。 この方を知ったのは、日経新聞に掲載されていたコラムがきっかけで、毎回コラムが掲載される度に楽しく読んでいた。また連載をしていただければと思う。 さて、今回読んだなかで、特に母校(高校)の卒業…

窓口業務の時間

以前APU(アジア太平洋立命館大学)を訪問したときに、自大学とAPUで窓口の時間が違うことに驚いた。 大体多くの大学は、勤務時間中と窓口が開いている時間が同一だと思うのだが、APUの場合、10-15時(私の記憶では)のみを窓口の対応時間とし、窓口が多くな…

「大学」という場は不思議である

大学職員として働いていて常々思うのだが、大学という職場は本当に不思議である。 最先端のことを研究しているのにも関わらず、それが経営であったり運営であったりには全く活かされていない。あくまでも私見であるが、なかなか変わらないし、人の意見を尊重…

還元

私用で参加した研修会などのことを職場に還元するかどうかを悩むことがある。 あくまでも私用であるため、上司等々には報告する必要もないし(休みを調整してもらう場合は別)、還元する必要もないと思っている。 ただ、一緒に仕事をしたことのある仲のいい…

外部の研究会への参加

久々の更新です。先週スマホでアップしようとしたところ、保存が上手くいかず、エラーが出て全ての入力データが消えてショックでその記事のアップは止めました。また、個人的に少々忙しかったこともアップできなかった理由です。 それはさておき、外部の研究…

人に伝えること

最近常々思っていること。 仕事のやり方なんかは比較的簡単に伝わる。しかし、その背景にある考え方や想いというのはなかなか伝え方が難しい。 そういったことを伝える時には、少々くさいが"想いを言葉にのせること"を考えて話すようにしている。例えば、教…

学生寮の必要性

各大学、寮を持っているところも多いと思う。私が所属する大学も持っている。 ある大学では、外国人留学生と学生を住まわせることで、国際化を図ろうなんて話も聞く。しかし、日本全体で賃貸が余っていると言われるなか、大学が寮を維持していく意味はあるの…

それがその時のベスト

かなり前、あの時の決断が正しかったのかどうかと悩んでいた後輩に、その時はそれがベストだと判断したわけで、何度戻ったとしても同じ決断をするはず。だから、気にすることはないという話をした。 そしたら、過去の話をした際に、見事にそれを返された(笑)…

仕事とプライベート

仕事とプライベートは別。 先日、普段の仕事の姿を知っていても、プライベートは別だからわからないという話をされた。大して仲の良い人ではなかったりすればなんとも思わなかったのだが、自分が信頼をし、素を見せられている、そんな関係性だと思っていた人…

言葉の力

私は他の影響を受けやすい。特に人の言葉に。 今まで言われた言葉や聞いた言葉で特に印象に残っているのは次の言葉だ。 「知った時、わかった時が自分にとっての最速。だから、もっと前に知っていればとか、気付いていればと思うよりも、そこが最速なのだと…

過去の自分が今の自分をつくる

中二病的なエントリーです。大学関連の内容を期待されている方はご遠慮ください。 個人的な信念として、過去の自分が今の自分をつくると考えている。 正しいと思うことは反対されるとわかっていても言う。その場の雰囲気を壊そうが、言うべきことはいう。や…

給付型奨学金よりも

以前から給付型奨学金よりも、より低年齢層への支給をと書いてきたが、給付型の奨学金創設がされるようだ。 給付型奨学金よりも大学の授業料を補助しては?とかむしろ大学教育は無償化すべきだという議論、それに対して、高等教育を受けれる人は所得が高い人…

グローバル人材

グローバル人材の育成を・・・なんてことが叫ばれている現在、大学ではそういった人材の育成に力を注いでいる。以前、本学でも職員のグローバル化という話が出たことがあるが、その際に調査されたのはTOEICやTOEFL等が何点以上ということだけだった。 私は英…

大学ランキングについて

世界大学ランキングというものがある。あまりこうしたものは信用していないのだが、臨時増刊・別冊週刊東洋経済(以下)が気になって大学の図書館で読んでみた。 すると、無視してもいられなくなりそうな気がした。 store.toyokeizai.net Twitterでも一部つ…

速解 大学教職員の基礎知識-平成28年度改訂版-を読了

初心に返り、標記の本を読んでみた。 改正点等がわかりやすく整理はされていたが、入職1年目に読んでおけばよかったなと思う内容だった。私のような中堅に差し掛かる職員が、こうした本で勉強しているようでは正直まずい。財務関係は残念ながら興味がないの…